××に聞くとそれは按腹揉療治に限る。 なぜ落ちるのか、なぜ上へ上へとのみのぼらぬかとケートが聞く。 はてな今時分人に呼ばれる訳はないが誰だろうと水の面をすかして見ましたが暗くて何にも分りません。 それで朗読家は君のほかにどんな人が加わったんですかいろいろおりました。 感服の至りだよそうほめてくれると僕も乗り気になると主人はあくまでも疳違いをしている。 少し眼識のあるものなら、猫の中でも他の猫じゃない吾輩である事が判然とわかるように立派に描いてある。 藪睨みから惚れられたと自認している人間もある世の中だからこのくらいの誤謬は決して驚くに足らんと撫でらるるがままにすましていた。 主人はいよいよ柔かに頭を撫でてくれる。 うちの御三などはよく細君の留守中に餅菓子などを失敬しては頂戴し、頂戴しては失敬している。 三度目に呼ばれた時には欄干に捕まっていながら膝頭ががくがく悸え出したのです。 この声を第一に聞きつけたのが御三である。 あなたくらい冷酷な人はありはしないと非常な権幕なんで、僕もせっかくの計画の腰を折られてしまった。 その声は遠くの方か、川の底から出るようですが紛れもない○○子の声なんでしょう。 　また大兄のごとくか、癪に障る男だと主人が思う。