昔は赤十字なんてものもなかったでしょう うん、ちと考え事があるもんだから もっともある場合において幽霊は無霊より優るかも知れない。 わたしもこれからそうしよう 始めは僕らも気がつかなかったが今から考えると妙な事ばかり並べていたよ。 ただ朦朧たる頭脳から好い加減に流れ出す言語と見れば差し支えない。 もっともある場合において幽霊は無霊より優るかも知れない。 今日は大祭日ですから、朝のうちにちょっと上がろうと思って、八時半頃から家を出て急いで来たの 苦沙弥君分ったかい 御三は恬として顧みない。 だからさ、何が困るんだよ 主人がさあお敷きと云うのに敷かない。 邵康節は心要放と説いた事もある。 ことに見ず知らずの年長者が頑と構えているのだから上座どころではない。